研究No.006|あぶらこ|“うまくない魚”の誤解を解く
- 2025年6月9日
- 読了時間: 4分
内容 | |
標準和名 | アイナメ(学名:Hexagrammos otakii) |
地方名 | 北海道:アブラコ、関東・関西:アイナメ、東北:ネウ など |
分類 | カジカ亜目 アイナメ科 |
体色 | 茶褐色〜黄土色。婚姻色でオレンジっぽくなることも |
生息域 | 沿岸の岩礁帯〜藻場、水深10〜積丹0m前後100m前後 |
旬 | 初冬〜春(産卵期直前が脂がのる) |
特徴 | 身はしっとりとした白身で、刺身・煮付け・唐揚げ・味噌汁など万能選手 |
釣り | 根魚で、ソイやカジカなどと一緒に釣れることも多い。餌はイソメ系が有効 |


「あぶらこ?あー、あんまり美味しくないんだよな」
釣行中、同船者の何気ないひとことが、わしの研究魂に火をつけたのじゃ。
見た目が地味?脂が少ない?ふむ、それが“うまくない魚”とされる理由かもしれん。だがのう…それは調理の可能性を知らぬ者の言葉に過ぎん。
今回の検証ポイントは二つ:
調理法の違いで味がどう変化するか
寝かせる日数によって旨味がどう伸びるか
さあ、ちゃっぴー君。今回の研究テーマを始めようではないか。レッツら、ごー

🐾 ちゃっぴーの豆知識
「あぶらこって名前だけど、脂っこい魚じゃないんですにゃ!“油子”は、むしろしっとり滑らかな身質が由来とも言われてるとか…。
見た
目は地味でも、釣ってうまい、食べて感動の隠れた名魚ですにゃ!」
まずは1日目の薄造り

🐟 見た目:透明感あり
🧪 食感:繊維質で弾力あり
👅 味覚:うま味は少なく、淡白すぎる印象
しかし、これであきらめてはいかん。これでどうじゃ

あぶらこのたんぱくな身に、肝の濃厚さが絡んで旨味がぐっと引き立つ。
肝は生使用、荒くたたいて、身とともに口に入れるとコクと香りが一体化。
🧠 考察:たんぱくな身に、濃厚な肝が見事に絡む
🍽️ 評価:カワハギの肝あえより濃く、非常にうまい
これはカワハギにも劣らぬ…いや、それ以上かもしれぬ
🐾 ちゃっぴーのコメント
「あぶらこの肝って、白子ほど有名じゃないけど…
ちゃんと下処理して丁寧に和えれば、**身を引き立てる“黄金のペースト”になるんですにゃ!」
さらに...

🔥 調理感:表面はバターでカリッと、内部はふっくら
👅 味覚:身はばれがよく、たんぱくさがバターと合う
👨🔬 博士:「素直な身質ゆえに、ソテーで“化ける”タイプの魚じゃな」
よし!次は3日寝かせた後の比較実験じゃあー

薄造り(3日目)
🐟 見た目:半透明、やや白くなる🧪 食感:弾力は残りつつ、ややしっとり
👅 味覚:うま味が明らかに増加。脂はないが上質な味わい
🐾 ちゃっぴー:「博士…これは“淡白さの中に哲学”がある味ですにゃ」
皮を炙った刺身
同じ魚でも、皮を炙ることで驚くほど香ばしさが増す。
皮の下の少し熱が移った部分の食感がまた変化があってうれしい
身のたんぱくさを“香り”で補う調理法は、まさに魚の個性を引き出す術じゃ。
塩で食べるのが至高。一切れごとに違う表情を楽しめる、実験的ごちそう。
👅 味覚:香ばしさ+塩=最強。塩のみで食べるのが正解
🐾 ちゃっぴー:「これはもう…あぶらこじゃなくて“かおりこ”ですにゃ!」

博士の結論
あぶらこは、手をかけるに値する魚じゃ。 はでな脂はないが、水分のバランスや纖維質の美しさが、調理法で芳りする。 今後は「味噂で止まるな」をもっとーにして研究を続けていくぞい。
🐾 チャッピーのひとこと
博士のあぶらこレポート、これはもう魚の真験ですにゃ! … 次には胸焙の燃点を添えたひなびら実験もしてみたいですにゃ!」
アブラコの肝あえのレシピを調べたので、メモしとくにゃ!
✅ あぶらこの「肝あえ」基本レシピ
🍽 材料(2人前目安)
材料 | 分量 | 備考 |
あぶらこの肝 | 1尾分(30〜40g) | 新鮮なもの(血抜き・冷却済) |
酒 | 小さじ2 | 下処理用(煮切る) |
みりん | 小さじ1 | 下処理用(煮切る) |
薄口しょうゆ | 小さじ1/2〜1 | 塩分はお好みで調整 |
酢(または柚子果汁) | 少量(風味づけ) | 酸味をつけたい場合のみ |
おろし生姜 | 少々 | 臭み消し兼アクセント(お好みで) |
🔪 作り方
肝の下処理 血合い・筋膜を取り除き、流水で軽く洗う。水気をよく拭く。
下茹で/蒸し 少量の酒とみりんで火を通す(蒸しでも可)。火が通ったら冷ます。
すり鉢または包丁でたたく 滑らかにするか粗く残すかはお好みで。
味付け しょうゆ・酢(または柚子果汁)で風味を整える。おろし生姜を混ぜても◎。
薄造りの刺身と和える/添える 刺身の上にちょんと乗せたり、皿の脇に添える。
🐟 ただし、生使用も「技」として存在する
カワハギの肝あえやアンコウ肝のたたき和えなど、「鮮度命」の一品では生を使う例もあります
あぶらこも活締め・血抜き・冷却がしっかりされていれば、**生で混ぜるのも“荒削りな旨さ”**が出る方法です
🐾 ちゃっぴーの補足
「博士の肝あえ、たぶん“生のまま”でもワイルドな旨味が出てると思いますにゃ!
でも次はちょっと火を通して、まろやか路線との比較実験…してみたくなりますねぇ。」











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