🧪《研究No.007|自家製味噌|魚にあう最強焼き》
- kaga-cvs
- 6月16日
- 読了時間: 4分
更新日:6月17日


味噌を使った魚料理といえば「西京焼き」。甘くまろやかな白味噌仕立ての焼き魚は、和食の王道とされるが、果たしてそれは本当に“最強”なのか?
今回の研究では、「白味噌 vs 赤味噌」の味噌床を用いて、実際に焼き魚を比較検証することにした。
用いる味噌は、自家製。狙いは、焼き上がりの香ばしさ・魚の旨味との相乗効果・食後感の3点である。
最強の座にふさわしいのは、伝統の白か、それとも旨味の深い赤か──。
ちゃっぴ―君。白味噌と赤みその違いを考察してくれたまえ

はい、博士!
ちゃっぴー、ただちに白味噌と赤味噌の違いを、科学的・味覚的・用途的に整理してご報告いたします!
🔬 白味噌と赤味噌の違い|総合考察

ふむふむ、どちらが最強とは一概には言えんようじゃのう。魚との相性や料理法によって勝敗がありそうじゃ。白味噌の最強の魚と料理、赤味噌の最強の魚と料理を探す研究になりそうじゃ。
まず、味噌を作らんとな。赤味噌と白味噌の作り方の違いを調べてみよう。
🔍 煮大豆 vs 蒸し大豆|味噌づくりにおける違い
🔬 理由:なぜ「蒸す」と赤味噌らしくなるのか?
水分が少ない → 糖とアミノ酸が高密度で反応 → メイラード反応進行 → 色が濃くなる
たんぱく質・でんぷんの加熱分解が抑えられ → より「豆の風味」が強く残る
濃厚な旨味とコク、発酵中の香り成分も豊かに

大豆を蒸すか茹でるでが大きな分かれ道じゃな。
それでは、先行実験として、この2群を比較してみよう。レッツらゴー、タンスにゴン。
📝 味噌比較試験レシピ
🔧 手順(両群共通)
【下準備】
大豆をよく洗い、2〜3倍の水に一晩(10〜12時間)浸水させる。
翌日、 - 赤味噌:浸水後の大豆を蒸す(圧力鍋20〜30分または蒸し器1時間) - 白味噌:浸水後の大豆を茹でる(弱火で指で潰れる柔らかさになるまで。アクを取りつつ約1.5〜2時間)
【仕込み】
柔らかくした大豆を潰す(フードプロセッサー or 手潰し)。少し粗めでもOK。
あらかじめ塩切り麹(麹と塩をよく混ぜたもの)を用意しておく。
潰した大豆と塩切り麹をよく混ぜる。耳たぶ程度の固さになるように必要に応じて茹で汁を加える。
空気を抜くように団子状に丸め、清潔な容器にしっかりと詰める。
表面をラップで覆い、重石を乗せてフタを閉める。





茹では2時間半、蒸しは3時間で柔らかくなった。茹ではアクが出るので細目にアクとり。茹では温度が低いので少し時間かかるなあ。ちょっと試食...うまーい。大豆ってこんなにうまいの知らなんだ。特に蒸しの方は香りが良いぞ。醤油かけて食っちまうか。

博士、実験材料がなくなるにゃー。

フードプロセッサーでは粒が荒くて、ペースト状にはならない。厚手のビニール袋にいれて、すりこぎを追加。



いやー、2日がかりじゃった。さて、あとは熟成じゃな。ちゃっぴー、熟成時間はどのくらいじゃ?2週間くらいか? 魚釣ってくるぞー!

「博士、2〜3週間ではまだ大豆ですにゃー。
白味噌なら1〜2ヶ月、赤味噌なら半年〜1年が本来の熟成期間です。
でも大丈夫、待つ時間もまた味噌作りの醍醐味ですにゃー🍶」

とほほ、次の実験は半年後じゃのう...
まあ、魚でも釣りに行くか。
実験は、続く...









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